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2009年12月09日

ヤスジ meets DJ TAKASHI

DJ TAKASHIが誕生したのはいつの頃だっただろうか。

遠い遠い、昔の話に思える。


それがまさか、こんな形でミーツする事となるとは。


完成への道のりは、けして平坦なものではなかった。
幾多の山へ分け入り、たどった水源は数知れず。
ひとつ曲がり角、ひとつ間違えて、迷い道くねくね。

方向性について、プロデューサーの鹿氏と
とっくみあいの喧嘩になった事も。

「方向性の違いによる解散はもうたくさんだ!」
この一言で、僕たちの関係は継続された。

これまで続いてきたTAKASHIという歴史に
どう切り込んでいけばいいのか。。

眠れぬ夜が続きました。
夜明け前、明暗を思いつきハッと目が覚めるのですが
いざ枕元のノートとペンを握ると、なんも覚えておらず。

寝直そうと目をつぶれども、まぶたの裏にはTAKASHIが浮かぶばかり。
正午になれば鹿氏からの催促が始まります。

「バカヤロウ!こっちは寝てないんだ!」
何度口から出そうになった事か。。

「あと1日、あと1日待ってください。
 必ず…必ずや、試作品を持って参りますから。」

握りしめるマウス。しばしば動かなくなるホイールを
プリンタ用紙にコロコロころがしてホコリをとっていた

その時。




僕の肩を誰かが叩いた気がして振り向いた。



(タカシ…?)

僕は部屋中を探した。
クローゼットの中を。引き出しの中を。
スプリングマットの裏を。

タカシはいない。



しょうがない。腹も減ったし、どれ、椀子そばでも食べよう。
鍋を火にかけ、暖まっていく台所。
換気扇の下でタバコを一服しながら沸き立つのを待った。

ネギを刻み、あとはゆで上がるのを待つだけ。

(よし…5分経ったな。)

ツルツルと喉をすぎていく蕎麦。
一度くらい椀子そば大会に出るのもいいかもしれない。
そんな事を思いながらパソコン前へ戻って驚いた。

そこには、新型TAKASHIの設計図と
すべてのパーツのテクスチャが表示されているのだ。


BEAT YOUR SOUND

モニタに残されたルージュの伝言。


(え?タカシ?口紅??)




そんなわけで、納品できたこのコラボタカシ。

僕が、なんてとんでもない。
僕は単にタカシの媒介でしかないんだ。

ありがとう。タカシ。
また会おう。タカシ。

ヤスジ meets DJ TAKASHI

メリケンコ本店にて発売中です。

ただ今、期間限定でDEMOも設置しております。
DJ TAKASHIに説明は野暮ってもんです。
触ってあなたのビートを鳴らしてください。







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Posted by Yaszi Mornington at 20:46│Comments(0)メリケンコInfo
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