… Meriken Co. …

さーて、最後の行程です。

あとは"浮き浮き"な作業。
まず現状。


いただけないシャツです。

このままじゃボディペイントです。




レッツ陰影！

使うのは覆い焼きと焼き込み。
範囲を変えながらよさげな感光度を探りながらやっていきます。

焼き込み…影部分用
　シャドウ：くらい色に反応→色が強く出る気がする
　中間調：中間色に反応→色も出るし、暗くもなるし。
　ハイライト：明るい色に反応→白っぽいとこだと黒くなる。
覆い焼き…ハイライト用
　シャドウ：全体が白っぽく？
　中間調：濃いとこそのままに他が持ち上がる
　ハイライト：ギラッと、テリっと。

とか、なんとか書いたけど、
ケースバイケースと思います。
僕も悩むところです。教えてください。


だもんで、ここらで別名保存しときます。立ち返れるように。

プリム使えないので、立体感を描くしかないわけです。
本来襟元は一番凹凸のあるとこなんで、気合い十分な今のうちにやっつけます。
範囲さえ嘘臭くなければ大袈裟くらいがちょうどいいです。

ここで思い出してみるのは絵描きのボブさん。

ダークシェンナで影付けて、
何とかホワイトでハイライト。


同じように影から付けていきます。
このへんは一気に同じテンションでやった方がまとまりがあるので、
ノンストップでゴー！



そして、数時間作業をしたのがこちらです。


平らな花柄が凹凸感じられるようになったですよ！
やりすぎっとマッチョになるから、ご注意！

ボタンの横にシワを描いてしまう。
はち切れそうだ。
ぴったりしてんだから、シワもよるだろうよ、といい訳。

あと、背中側見せてないのは、
…ﾃﾍﾍ。

やってないのさっ。

手抜きとも言うよね！
柄もちぎれちゃってたりしてるしね！
そもそも１時間もかかってないもんね！









せめてものフォローに。
多分オーソドックス（オードソックス、どっちかわからなくなる。）な
僕のやってるシワの表現、陰影の付け方です。



こんなふうです。



１）影ラインを入れる。（焼き込み）
　　しわの欲しいとこにすすすー、すすすーっと。


２）ハイライトを入れる。（覆い焼き）
　　膨らんでるであろう部分に、すすすー、すすすーっと。



３）（これは目立つとこだけ。）ゆがめる。



　　こんなにしわが寄ってりゃ、多少ゆがむのが普通じゃね？
　　と気になるところがあったらゆがめます。
　　全部やってもいいんだけど、アバターでグニャグニャするので、
　　目をぎゅっとつぶる。
　　この場合の目の錯覚は、形よりも光の凹凸が優先される気がします。


マウスで描いてるので、
線の強弱はこまめにブラシの大きさ変えることでごまかします。



どうでしょう、しわしわして見えますよね。
テリ感の違いで素材の印象も変わります。
下地にマッチしたテリ感をいれるよう心がけています。





ところで不思議なもので、
このシワ。描きすぎるとリアルに描けても嘘くさいんです。
普段、RLでものを見るとき、意識してないようなシワ情報は
排除してしまってもいいみたいです。



さーてぃ、じゃ、あとはアップしてー。
デキータ！

…とは限らないのです。

そう、しばしば起きる白のこり。
僕は地道に消しゴムでチマチマ消してます。。

ハンガー式の陳列オブジェクトは…
わざと白のこりさせてる事にしています。自分に嘘をついています。



ツラツラ書いていて気がつきました。
ああ、ぜんぜんなってねぇ初期のアイテムがある。。と。
下げますか。いい加減に。


しかしこれー、恥ずかしいもんですねー。



あ、ボタンのこととか書いてないや。

大きく描いて、残念なほどに縮めるってのが粉式です。


以下、自己満足のためのポイントを

男アバターだと乳首付近でニョーンとするポイントがあるので、
そこにはなるたけ、模様の目立つのは置かない。
肩付近もニョーンと伸びるのでそこんとこも計算しとく。
左右対称コピーはやらない。
ともかくニョーンゾーンは慎重に。ただしある程度諦めも大切。
読み込み途中で肌色が見えないように
いらない部分以外はなるたけ塗りつぶしとく。


以上、製粉から焼き上げまでを駆け足でお届けいたしました。

裏技的な要素もなく、非常にアレなんですが、
これはなんぞ、これはなんぞ、といじってる程度で見つかる機能
だけ使ってますので、
服でも作ってみようか、って方の参考になったら嬉しいであります。



この記事ほど、「メリケンコ」という名前にしといてよかったと思ったことはありません。
生地作り、型抜き、焼き上げ。
どうやらクッキーっぽい。